多動衝動優位ADHD人の多くは、頭の中の慢性的な騒がしさに参っています。
では、それは純粋な病理(?)かというと、そうではありません。
彼ら特有の豊かな発想と企画の力の源泉になっています。
発想は
思考の同時乱発
↓
連想力
↓
発想力あるいは企画力
の過程を通ることで、生まれるからです。
コンサータなどの薬がよく効いて、頭の静けさを手に入れたと同時に、創造力を発揮できなくなったと嘆くADHD人が多い原因はここにあります。(医学エビデンスは少ないので、吉濱の主観として受け取ってね)だから、頭の「喧騒問題」に悩まされているADHD人は、以上の理解を認識しておく必要があります。
そうすることで
・症状に由来する自己嫌悪は少しは減る
・発想として活かしていく
ことが可能となります。
ただ、そうは言っても苦しいものは苦しい。
使い分けをできる脳になるのが理想です。
そのための超ざっくりの対策として、というよりも大枠の方向性として
・ワーキングメモリ (ワーキングメモリの弱さは、課題無関連思考という雑念の強さと反比例する関係にある)
・メタ認知
を鍛えることがあげらえます。