ウェイス ウィスクなどの知能検査から導き出される全体としての知能は、学校の成績を予測することはそれほどできません。

ただ、それらの中に含まれるワーキングメモリ(作動記憶)は、かなりの確率で成績に反映されます。

発達障害傾向の子供が、知能は高いにもかかわらずあまりいい成果を得られない理由は、ここにあります。(他にも重要な因子はいくつかあるよ)

彼らの多くは、ワーキングが低いのです。(もちろん、異常に高い数値を示す子も多くいる。)

幸いにもワーキングは

・健康的な生活習慣を確保している

・正しい開発法

という条件においては、しっかりと伸ばすことができます。

一日10分でもいいので、取り組むことができれば、1年後には結果は得られるでしょう。

学校で毎朝行なわれている、何の意味があるのかさっぱり分からない朝の会をやっている暇があるならば、その時間をワーキングメモリ開発に当てればいいのです。
そうすることで、勉強における落ちこぼれを減らすことができるので
・不登校

・学級崩壊

・自尊心の低下

といった問題は、ある程度、改善に向かいます。