多動衝動ADHDの子どもは、他の子に比べて道路への飛び出しが、とても多い。
それが、車の交通量の多い道路や交差点の場合、致命傷につながりかねません。
多くの母親は
・飛び出した後に叱る・追いかける
という対策を選択します。(家事や療育を母親に集中させることは間違い。彼女たちは満身創痍。)
残念ながら、それでは改善は得られません。
かえって悪化することもあります。
では、どうすればいいのか。
禅問答のようですが
・絶対に逃げられないようにしっかりと手を繋ぐ
が、有効となります。
ほぼ全ての母親は、手を繋いでいますが「逃げられる程度の加減」です。
そうではなく、離れられないようにしっかりと手を握ります。
すると
・しばらくは、衝動と共により脱出をはかろうとする
・それでも逃げられないように頑張る
・脱出を諦める
・軽く手を繋いでおくだけで大丈夫になる
という流れを辿ります。
実践した人も多くいますが、数回ほど試してやめてしまう場合がほとんどなので、効果は出ません。
それどころか、力強く衝動を起こせば逃げられる、という学習を引き起こします。