低血糖症(世間では血糖値スパイク)は、発達障害人特有の情緒不安定を加速させると同時に、慢性疲労も悪化させます。
低血糖症に陥ることで、多くの場合は、全く血糖値が上がらない無反応性だけではなく、乱高下する状態も経験するようになります。
後者が発生したさい、血管が瞬間的に拡張と狭窄を起こし、その部位で大量の活性酸素が発生します。
脳内の血管においても同じことがおきます。
すると
・脳内で活性酸素が発生する
↓
・神経細胞が壊れる
↓
・ある種の機能性タンパク質が産生される
↓
・それを眼窩前頭皮質が知覚し、疲労を体に感じさせる
↓
慢性疲労に拍車をかける
となります。
だから、低血糖症対策は必須となります。(低血糖症と疲労の関係を知らない医師が多すぎる)
とりあえずの対策として、糖質制限をできずとも
・動物性→野菜→茶碗1ぜんの炭水化物(女子はタンパク質不足になりがちなので、最初に野菜を摂るとお腹いっぱいとなり、動物性が食べられなくなる)
・おやつはナッツ類、グルテンがさほど含まれていない糖質制限の菓子、酒の肴のような動物性を食べる
で、ある程度は改善します。
完治までは2年近くかかりますが、改善は2週間ほどで起こります。
低血糖症についての良書