発達障害人の多くは、慢性疲労に苛まれています。

エビデンスとしては定まっていませんが、その直接的な要因の一つとして

・脳内における活性酸素の消去能力の低さ

があげられます。(他にも因子はあるよ)

疲労は

・脳内で活性酸素が発生する

・神経細胞が壊れる

・ある種の機能性タンパク質が産生される

・それを眼窩前頭皮質が知覚し、疲労を体に感じさせる

で引き起こされるのですが、発達の場合は活性酸素の消去能の低さから、機能性タンパク質が過剰に産生され、疲労を感じさせる眼窩前頭皮質が働きやすい状態になっているのでしょう。

では、脳内の活性酸素を消す栄養はないのでしょうか。

世間一般においては、ビタミンA、C、E ポリフェノール各種が有名ですが、脳内においては

・吸収されづらい
・脳に届くまでに消費される

などの問題点があります。(無意味とは言わないよ。脳を守るためにそれらをしっかりと摂ることは大切)

鶏の胸肉に豊富に含まれるイミダペプチドは、脳内において初めて作用し、しかも長時間に渡って効果が持続します。

結果として、眼窩前頭皮質がそこまで反応しなくなります。(脳内の疲労は、他にもセロトニンや免疫、血流も大きな因子となっている)

とりあえずは、1日200g以上食べると2週間ほどで、少しは改善がみられます。(そこそこの睡眠と緩い糖質制限の実行、必須栄養素の充足、活性酸素が問題の大きな割合を占めていればという条件)

それを毎日食べることが大変な人は、L-カルニシンのサプリメントを1日2粒ほど(1回1粒)を摂るといいでしょう。

サプリメントに含まれているβ-アラニル-L-ヒスチジンが、脳内においてイミダペプチドとして再合成され作用します。