熱中症を防ぐ重要な方法として、しっかりと水を飲むことが以前から知られています。

飲んだ水によって体内を冷やすという効果を狙っているのではなく

・汗として蒸発させる
・そのさいに体熱を奪う
・結果として体温を下げる

ことを目的としているのです。

だから、汗となるまで体内にとどまってもらう必要がある。

その役割を果たすのが筋肉です。

筋肉は、水を溜め込む力に長けています。

ただ、熱中症に罹らないくらいの貯水力を達成するには、筋量が多くないといけない。

少ないと、ほとんど機能しません。

お年寄りがしっかりと水を飲んでいるにもかかわらず、熱中症になるのはそのためです。(その他にも体温の調節能力と感度の低下もあげられる)

彼らの大半は、運動を一切しないので、筋肉はやせ細り、水を貯蔵できない。

極端な例えをすれば、水を飲んでいないのと変わらないのです。

少し大げさですが、現代人は筋肉が少ないため、それに近い状態にあります。

ゆえに、本格的に夏が始まる前から筋肉量を増やす必要があるのです。

まずは、最も筋肉量の多い下半身から鍛えると効率的です。

超ざっくりの対策として(水を2リットル以上、少しづつ飲んでいる前提で)

・ヴィタミンBコンプレックスと必須アミノ酸コンプレックスを大量に摂る
・食事中の動物性タンパク質を増やす
・内股内旋にならないようにスクワットをする
・重心が外にいかないようにつま先立ちを繰り返す
・足のストレッチをしっかりと行なう

があげられます。