残念ながら発達障害人の注意制御機能は不全状態となっています。(注意を向けたり、切り替えたり、分割したりする機能。集中力も注意制御機能の一つ)
なおかつ恐怖心が強いゆえに、自分にとっての脅威、不快となる対象に全力で注意を向けてしまいます。
脳内はその情報で占められてしまい、アスペルガー人が得意(?)とする
・過去の嫌な出来事
・悲惨な未来
の反芻(考え続ける)に没入します。
いずれはウツとなり、日常生活は止まってしまう。
根幹的には注意制御機能を鍛え上げることが望ましいのですが、とりあえずの対処法として
・適度に忙しくしておく
があげられます。
・対処すべきことへ注意を向け考えなくてはいけないため
・注意が自分にとっての不快や脅威に向かう回数は減る
・現実に体験しているような否定的感情を伴わせて過去の嫌な出来事 悲惨な未来を考え想像し続けることが難しくなる
ために。
栄養や睡眠、低血糖症、体のコリが深刻でないという条件ですが、少しは日常生活は楽になります。
余談
昔から(?)、悩まないためには忙しくしているのが一番、と言われるのは、注意制御機能への介入が成功することを指しているのです。