多動ADHDの母親は子どもへの指示において多弁傾向になります。(母親に家事と育児を集中させることは本来間違っている)
残念ながら、その症状としての癖(?)が、子育てと子どもの自尊心に大きな悪影響をもたらします。

発達障害は遺伝性が強いので、子どももその特性を持っている可能性が高い。

すると、かなりの率でワーキングメモリは不全状態となります。

結果として、相手の話言葉を理解しづらい。

そこにきて、容量の大きすぎる多弁が入り込むことで、子どもは母親が何を言っているのかわからなくなります。

母親は自身の多弁に自覚がないので、指示や理解が通らない子どもにイラつき、最終的には爆発します。

子どもは、自信を失います。

母親も自己嫌悪に陥ります。

超ざっくりの対策として

ホールパート法というコミュニケイション技術の習得があげられます。

話の全体を見せてから、重要な箇所を要点で話していく方法です。

「好きな街はどこですか」

「逗子です。
理由は3つあります。

1 山と海に恵まれている
2 気候がいい
3 東京に近い

点で。」

といった具合に。

これがクセ付けされることで、子どもの理解は高まり、母親のイライラは多少減ります。

注意。

もちろん、この多弁と言う特性は全否定していない。

連想力=発想力 連想力=話が尽きない という長所と短所の表裏一体が発揮されている面があるので