アスペルガー児は(成人も)、症状として、初体験についての根拠なき病的な恐怖を抱えています。

ゆえに、放っておくと日常生活の大半は、新しいことへの挑戦を排除し、ひたすら家にこもるという回避行動に終始します。

結果として、才能や楽しみを中心とした自身の特性を知る機会を失ってしまいます。

場合によっては、引きこもりに横滑りすることもある。

たしかに、アスペルガー児の場合、才能のある分野については自発的に取り組める、という面もありますが全員ではありません。

残念ながら、本来は才能や喜びを見出せる内容であったとしても、初体験への根拠なき病的な恐怖が発動されてしまうことは多々あります。

以上を踏まれば、子どもがやりたいようにやらせる、という教育方針は大きな損失を生むこともあるのです。
注意。

だからといって、何でもかんでもビッグステップで取り組ませればいい、ということではない。

・事前にどんなことを行なうのか、映像や図、見学などで説明する
・必ず成功する範囲のスモールステップで取組内容を設定する
・失敗したとしても初体験したことを称賛する

などが必須となる。(他にも必要な因子は多々ある。)