アスペルガー人の多くは、病的(?)なまでに完璧主義です。

もちろん、それがあるからこそ豊かな向上心、極めて完成度の高い作品や仕組みを創り出す長所へ転換するのですが、残念ながら弊害の方が多くなってしまうことが多い。

代表的な例として

・小さな失敗を延々と反芻する

があげられます。

完璧主義に自覚がない、それを正しいと思っている、あるいはやめられない人の多くは、定型発達であれば、まったく気にも止めない失敗をあざとく見つけ出し、おまけにそれを延々と反芻し続けます。

困ったことに、その反芻は

・現実的な否定的感情を伴い
・さらには強度が天井知らずに上がっていく

という厄介な性質を持っています。

これにより

・慢性的なストレスにさらされ海馬の萎縮や扁桃核の暴走を招きウツ傾向になる
・反芻対象に自信を失い取り組まなくなる

という日常の質を徹底的に下げる事態に追い込まれます。

超ざっくりの対策としては

・完璧主義は無条件に良いものではない、という知識を持つ
・完璧主義によって自身に発生した苦しさをリストアップする

があげられます。(他にも取り組むべきことは多々ある。)