まずは、体の感覚に従ってはいけない(23)を読んでね。

では、具体的にはどの部位に狙いを定めればいいのか。

習慣です。
(僕の大嫌いな安い自己啓発的になってきた)

どんな人間も、かならずパターンという習慣で、認知、感情、思考、言動を表現していきます。
それらにより、当人と彼を取り巻く環境が形成されます。
良い習慣であれば、当然のこと、望ましい状態に。
ワルイ習慣であれば、その逆に。

だから、現実が憂いたものであるならば、意識ではなく表面的な行動として
質の高い習慣を覚え込ませていけばいいのです。

しかし、それは同時に、脳の神経系を大胆に組み替える必要がでてきます。
その際に、脳は爆発的にカロリーを消費せざるを得ません。
当然のこと、餓死を連想した防衛本能は、止めさせることに必死となります。

防衛本能の宿主は、3日坊主で習慣化への取り組みを放棄してしまいます。
彼の人生は、相変わらず困窮がのさばり続けます。

(こういう単純な防衛本能の仕組みを無視したまま、トラウマとか潜在意識のブロックとかに原因を求めるのは浅はか)

6・ 一日中寝転がる

人にとって、最も大きなカロリー消費は、基礎代謝(ここでは寝ていても消費されるエネルギーと定義)となります。
運動ではありません。

生きているだけで、原始としての生存欲求が脅かされるのです。
だから、その上で、さらにカロリー消費を上乗せするというのは、餓死対策の戦略上、合理性が存在しません。

消費抑制がきく行動を、選択しなければならない。
それが、寝転がるという方法です。

しかし、それを積極的に行なってしまうと、

1.血流量が低下し
2.疲労物質である乳酸が過剰蓄積し
3.慢性的に怠くなり
4.脳の血流も滞り
5.抑ウツ状態となり
6.そこまでいかなくとも
7.次の動作が億劫になり
8.日常ですべき作業の多くが
9.完遂から遠ざかり
10.困難な事態をむかえる

に至ります。

続く。