まずは、「田舎暮らしを望んではいけない(14)、(15)、(16)、(17)」を読んでね。
お年寄りが、寝たきりになり介護を必要としてしまう要因は、多々あります。
その代表的なものとして、進み過ぎた廃用性萎縮があげられるのです。
使っていない体の組織は衰え、最終的には深刻な機能不全に陥ってしまう状態を指します。
事実、家に引きこもっている、病院や介護施設などでの長期入院を経験しているお年寄りの多くは、認知症に見舞われている。
そうならないためには、どうすればいいのか。
とても、簡単です。
1日15分ほどの運動と頭脳活用を、行なえばいいのです。
しかし、年金暮らしで目的のないお年寄りにとっては、このことすらも実行は難しい。
だから、生活における必須行為と結びつける必要があるのです。
その1つに、徒歩による買い物があげられます。
だからといって、遠くの大規模スーパーやホームセンターを活用することは、不可能です。
近場でなければならない。
同時に、品揃えも豊富であることが不可欠です。
あまりに遠いと、魅力的な場所や商品があろうと、人は足を向けられません。
まして、行動力が落ちるお年寄りにはなおさらのことです。
そこに適役なのが、商店街です。
- 往復で徒歩20分ほど
- 一通りの商品は揃う
- 多少重い買い物袋を持つ
- 馴染みの店主と話す
筋肉と脳は、活性化されます。
廃用性萎縮の半分は、解決するでしょう。(たぶん)
さらには、
- 孤独死を防ぐことができる
- 商店街の景気は、より回復する
活気に溢れた地域が、完成します。
この流れを実現させるためには、商店街が活況していることが、絶対条件となるのです。
田舎暮らしを望んではいけない(14)、(15)に記載しました。
駅前に高層ビルを「乱立」させ、住居と生活機能を集約させる。
それにより、商店街は蘇ると。
繰り返しですが、政治「屋」には、期待できません。
彼らは、「党勢拡大」しか頭にない。
ゆえに、
- 分かりやすく
- かつマスコミが反応する事象
- 最大選挙派閥であるお年寄りに直結する
ことしか扱わない。
だから、原発、安保、年金ばかりを口にするのです。(原発と安保への反対って、国民を思ってのことじゃないからね。自民党を引きずり降ろすための間接的な選挙運動。野党のこれらの運動に参加している一般市民は、このことに気づいているのかねぇ。)
若者は、どうなっても構わない。
それが、政治「屋」の本音です。
以上を踏まえ、「人工物の象徴」である高層化による都市機能の収斂を、実現させる必要があるのです。
お年寄り、若者、日本を救うために。
僕には、田舎暮らしの何がいいのか、まったく理解ができない。