まずは、「田舎暮らしなど望んではいけない(6)」を読んでね。
(田舎暮らし編について、最初から田舎暮らしをしている人には、何の罪もないしケチをつけるつもりはないからね。)
その打開策として、「各高層ビルが自発的にコジェネを抱えてしまう」、ことがあげられます。
地下や屋上に設置してしまえば、(屋上は非現実的)場所を取りません。
自社で建てるビルなので、問題となるのは建築法だけです。
国や「地球に優しい環境運動家」を、説得する必要はありません。(国へ多少の説伏は必要)
現に、六本木ヒルズは、それを実行しているのです。
コジェネによる自家発電で、商業、住居ビル全ての電気を確保しています。
エネルギー超高効率の建物です。(3.11のとき、停電しなかったのはそのため。)
低層階の建物では、設置費用だけを勘案すると、東電から電気を引っ張ってくるほうが圧倒的に安い。
だから、活用することはできない。
大人数を収容できる超大型高層ビルだからこそ、はじめて可能となります。
1・超大型高層ビルを建て
2・コジェネを設置し
3・1~2をひたすら繰り返す
ことで、東京は、50〜60%以上の節電を実現できます。
日本一の(世界一かも)利便性に富みながら、最高省エネを達成する優良都市へと生まれ変わります。
原発推進派も、文句は言えなくなります。(僕は推進でも反対でもない。原発問題の本質は、安全性やエネルギー供給ではなく、外交防衛や原発テロなどの国家の存在証明に絡んでいる。)
さらには、街から電線を、一掃することができます。
・ 景観は、蘇ります。
・ 災害による倒壊の危険も、なくなります。
・ 道幅は広がるので、交通事故も激減します。
・ 電柱補修はなくなるので、税金を節約できます。
以上を踏まえれば、超大型高層ビルに「電気の無駄使いの象徴」という理屈が成り立たないのは、明らかです。
しかし、ロハス、スピリチュアルを中心に、多くの人が論理の欠如した情緒で捉えてしまっています。
「自然資源を食い尽くす悪の権化」と。
その誤った理解は、今も日本全体を覆っています。
結果として、東京が超節電都市へと生まれ変わる機会を、喪失させているのです。