僕は、環境マニアですが、原発問題には一切の関心を持っていません。
非常に末端的で、軽んじてもかまわない事象だからです。(推進でも反対でもない)

しかし、エネルギー問題には高い関心を寄せています。
フリーエネルギーやメタンハイドレイドといった非現実的な選択肢は、さておき。(メタンハイドレイドは、未来のエネルギーとしては有望)
現実的な解決法としては、やはり圧倒的な高層化があげられます。

現在の発送電の仕組みは、浪費で溢れかえっています。
例えば、福島で作った電力を東京の家庭まで送るとする。
すると、電気は送電線を通る過程において放電され、届くころには60〜70%は、失われているのです。

これは、発電所と消費場が、あまりにも遠距離であることが要因となっています。
送電線が長ければ長いほど、より放電が行なわれてしまうのです。

では、都心に発電所を作ればいいかというと、そうはいかない。
空間の確保の問題があるので、現実的ではありません。
太陽光や風力も同じ課題を抱えている上に、安定的な発電は難しいので、より非現実的です。

その解決として、各自治体にコージェネレーションを設置することが有効な手だてとなります。
(コジェネは、超大枠の意味としては、様々な燃料や廃熱を利用した小型発電機関と考えてもらえればいいです。)

コジェネは、小型なので場所を取りません。
安全性も極めて高い。
家庭のガス給湯器と、変わりありません。(極端に言えばね)
叶わぬことでしょうが、都心のど真ん中にも設置することができます。

かりに、そこからの電力供給に切り替えることができれば、最低でも50%の節電効果が期待できます。
東京が、2日に1日の割合で電気を完全停止するのと同じです。
電力革命に等しい。
おまけに、何の努力も必要としません。

しかし、このコジェネ技術は、大きな工場以外には普及していません。

自治体設置形式が、難しいのです。

・法規制が厳しく
・なぜか環境運動家が反対する

ために。