まずは、「我流のローカーボ(糖質制限)は危険(1)」を読んでね。
誤ったローカーボは、かなりの確率で、低血糖症を招きます。
低血糖症に陥ると
・慢性的なダルさ(断食状態と変わらなくなるため)
・抑うつ(長期空腹時のダルさは、抑うつと酷似している)
・苛立ちの増加(体が、血糖値をあげようとアドレナリン、ノルアドレナリンを過剰分泌させる)
・動悸、場合によっては心筋梗塞(アドレナリン、ノルアドレナリンの過剰分泌により、不定期な血管収縮や自律神経刺激が起こってしまう。)
・生理不順(脂肪の極端な減少による材料不足)
に罹患することもあります。
残念なことに、ローカーボ推進者の多くは、この問題点について説明や理解が欠如しています。
誤ったローカーボ犠牲者が、増えます。
もうしばらくすると、ローカーボは危険、という風潮が少しは生まれることになるでしょう。
特に、女子がローカーボを行なった場合、男よりもはるかに低血糖症に罹患する確率が高い。
・タンパク質と脂質をたくさん摂れない(頑張って摂っているつもりでも、実際は少ない人が多い)
・長期的に炭水化物依存を起こしていたがために、タンパク質、脂質の消化、エネルギー変換能力が衰えている
・生理に代表される大胆なタンパク質、脂質消費の代謝活動が、頻繁に行なわれている
・動物性よりも、野菜や豆を好む傾向にある
などの理由で。
ゆえに、女子がローカーボを安全に取り組むためには、それなりの工夫が必要となってきます。
では、具体的にはどうすればいいのか。
続く。