まずは、「世の中を良くしたい、と言っている人たちの大半は、偽善か害悪でしかない(10)」を読んでね。

「労働者の雇用を守ろう。

そのためには、法という形で企業に命令し、解雇規制を厳しくして、65歳まで雇うことを義務化しよう。」

表面的には、マルクスの階級闘争史観よろしく、美しい言葉です。

しかし、それが実行されてしまった場合、企業側は、賃金負担が怖くて、新卒を正社員として受け入れることができなくなります。

予想される生涯獲得賃金の最も多い若者が、単発的な派遣に甘んじてしまいます。

能力は、伸びません。

発展性が失われるので、将来に絶望します。

犯罪やそれに近い形で、金を獲得しようと考るようになります。

低賃金ゆえに、結婚できません。

子供を創ることが、できません。

人口が、減ります。

社会保障負担が、増大します。

他の、民間も含めた、使われるべき所に届きません。

経済が、停滞します。

日本が、沈みます

しかし、旧労働省の人間たちは、雇用規制の強化を、「純粋なる優しさ」と、心根から信じています。

善意が、若者と日本を破壊します。