まずは「歪曲された懐古主義として(11)(12)(13)(14)(15)(16)(17)」を読んでね。

必然的に、長生きの人間が適役となります。

その集団が生き残れるか否かは、彼に委ねられます。

人は、他人の生殺与奪権を握ると、立場は強くなる。
その反対だと、弱くなる。

ゆえに、若者は、年長者に従わなければならない関係が、構築されました。

それが、あまりにも長期に渡ったので、「空気という連続体」として、地球全体を覆いました。

しかし、時代の移り変わりと共に、当初の意味や目的を必要としなくなると、いつしか、形骸化された規則だけが残りました。

こうして、年上や年寄りの言うことは、黙って聴く、という馬鹿馬鹿しい文化が出来上がるに至ったのです。

続く。