まずは「終身雇用を破壊せよ(42)」を読んでね。
希望が岸壁に叩きつけれらた彼らの多くは、
1・長期的に低位安定した生活を送る(ニート、引き込もりも含め)
2・暫くしてから、ある程度の回復が得られ、また、役立たずの人物や分野へ手を出す
のどちらかを、選択します。
極少数だけが、何らかの形で、「アスペルガー」というフレームを手に入れます。(もちろん、ADHDでも広汎性発達障がいでも構わない)
そこでようやく、今までの正体不明の自分が特定されます。
強い落胆と共に、気持ちの整理が成されます。
人にとって、未知=恐怖であり、既知=その解消という心理構造が備わっているので。
しかし、「症状」は、何も改善されていません。
おまけに、「アスペルガー」の克服(?)を獲得できなければ、将来はないことを自覚します。(発達障がいの克服とは、負の症状を減らし、正のそれを伸ばすこと。全て消すことではないよ
良くも悪くも追い込まれているので、懸命に取り組まざるを得ません。
しかし、残念ながら、彼らの多くは、その試みにおいて失敗します。
1・日本における精神科医、心療内科医、発達障がい専門科医、カウンセラー、ヒーラーは、役立たずである
2・論理体系化された改善マニュアルが、存在しない。(本当はあるんよ)
という理由で、莫大なtry&errorをくり返し、心が折れてしまうからです。
中には、
1・執念深く
2・かつ、正しい情報や方法を選び取る「先天的な感度」に長けている
アスペルガー人も、さらに僅かですが、存在します。
彼らは、改善に成功します。
ただ、その場合であったとしても、3~4年の年月を必要とします。
すでに、35歳を超えています。
その年齢は、日本における終身雇用制度において、正社員としての転職が不可能な年齢です。
アスペルガー特有の人間的魅力や才能を、徹底的に伸ばした状態であったとしても、それは難しい。
続く。