その原因を特定すべく、「自分探し」が始まります。
真っ先にアスペルガーやADHDなどの「発達障がいというフレーム」を手に入れらた人は、実に運がいい。
ほぼ全ての人は、役立たずの
・カウンセラーからは、親とのトラウマ
・ヒーラーからは、カルマ、学び、新人類
・自己啓発講師からは、観念のブロック
・精神、心療内科医からは、ウツ
・統合医療系からは、波動の乱れ
・霊能者からは、先祖の霊
と、見当が太陽系の端から端までズレた指摘を受けます。
残念なことに、大半のアスペルガーは、それを真に受けてしまいます。
本人も、必死です。
怖いもので、人は必死なときほど、冷静な思考と判断能力を失ってしまいます。
そのため、上記のような知性を欠落させてしまった見解を、いとも簡単に信じるのです。
盲信してしまった分野の勉強に入ります。
もちろん、結果はでません。
しかし、程度の低い娯楽的思考実験としては、それなりに面白い。
ゆえに、その楽しさを効果とすり替えてしまい、延々と原因と勉強を求めてしまいます。
その時点で、社会人8年目は、優に過ぎています。
転職が、難しい年齢に突入しています。
さすがに、感度のいいアスペルガー人であれば、結果が伴わない現状に気がつきます。
むしろ、何も改善の得られていない自分に愕然とするという、否定的な形で認識するのです。
場合によっては、暫くの間、自暴自棄になることもあります。
・投資した時間とお金が無駄となり
・改善策を失ったという未来への絶望
に見舞われるために。
続く。