まずは「終身雇用を破壊せよ(20)、(21)」を読んでね。
そして、勤勉の象徴であり、日本の潜在的可能性となりうる「多少大人になった」高学問の彼らは、労働市場から排斥されます。
昨今話題となっている高学歴ワーキングプアは、こうして作られるのです。
勘のいい学生ならば、学び損が存在することを把握する。
あるいは、親や学校の就活アドバイザーが教えてくれる。
「真剣に学ぶことの愚かさ」を理解します。
学問は、「将来の生活を奪う鼻つまみ者である」と気づくのです。
誰も、近づきません。
学問は衰退し、いずれは死に絶えます。
しかし、大多数が終身雇用を賛美し、高学問の彼らを将来を見据えなったという「自己責任論」に追いやってしまう。
早晩、日本の学問は殲滅します。
そして、国の全てが凋落します。