まずは、「結婚について(8)酷薄な生殖戦略としての一面とスパンドレル理論」を読んでね。
さらには、困窮を訴える女子へ、魂や人間の根源的成長の視点から説教をはじめてしまいます。
「お金や物など、人間の進化や幸福になんら関係のないことだ」と。
店長が、レジ打をサボっているバイトを説教したとする。
すると、彼は「レジ打ちと人間本来の成長は関係ないのだから、黙っていてほしい」と反論した。
女子にとって根源男は、そんな超絶バカ行為バイトとかわりありません。
知り合いの美容関係の自営の男は、離婚を突きつけられました。
残念ながら、「必然」と言っていいでしょう。
売り上げが下がり続けている中に、現実的な集客などの対策を一切しませんでした。
僕も以前に、その理由の「解説」を求められました。
現実的な集客方法を中心に、列挙しました。
しかし、彼からは「それが出来れば苦労はないんですけどね。それに、そういう現実的なことを聞いているのでがないんですけど。カルマとか根源的な理解を聞きたかった。」とだけ、返信がありました。
彼は、
・稼いで、妻からリスクを拭ってあげる
この役割を、放棄しているのです。
彼の妻は、常にリスクという恐怖に曝されていました。
その感情は、やがては彼に対する不快、不愉快へと転換されます。
それが、「愛想をついた」という形で、妻の知覚できる感情に昇華されたのです。
赤ん坊にミルクを与える金もないのに、哲学書に没入する人間と同類なのですから。
それもこれも、その男に酷薄な生殖戦略並びにスパンドレル理論が、抜け落ちてしまっていたからです。
続く。