「都市への一極集中こそが、人のココロとカラダを救う必須条件である」、と説明すると、決まって以下の疑問が返ってきます。
「東京にいると何が嫌だって、あの人ゴミ。少し進むだけでも大変だし、その中に紛れているだけでも、疲れてしまう。それに比べて、田舎の解放感といったら、たまらないものがある。身を置いているだけで気持ちがいい。本来の在り方だと思う。」
と。
確かに、その通りです。
しかし、半分は短絡的と言わざるを得ません。
中途半端に都市化された空間においては、そういった問題は、必ず発生してしまいます。
しかし、高度なものとなった場合、その難渋さは離脱を迎えます。
本来の都市化とは、
1・圧倒的に高層化され容積率を伸ばしたビルを増やし
2・それにより、地面に接している低層の建物を減らし
3・土地を余らせ
4・1~3を繰り返す
こととします。
それにより、都内の歩道を最低でも、現在の倍の広さに作り替えることが出来ます。
人ごみ問題の半分は、解決します。
事実、六本木のヒルズ、ミッドタウンなどの高層ビル周辺は、人は多いけれど、広々として、混雑はありません。
(続く)