まずは「六本木ヒルズをどう捉えますか。(ロハス、スピリチュアルたちへ)(1)」 を読んでね。

世界の競争様式は、国家間から都市間へと変容します。

今までは、日本対米、日本対中国、日本対韓国、米対中国でした。
これからは、東京対北京、東京対ニューヨーク、大阪対シンガポール、といった形になります。
その勝敗の結果として、国家存続の有無が決定します。

その競争に勝つコツとしては、

1・都市をスマートコンパクト化すること。
2・人材を一極集中させること。

があげられます。

すると、

1・機能を一カ所あるいは、その近くに集中させられるので、効率性が高まります
2・人「財」同士の新しい結びつきが起こりやすくなり、経済成長の要の1つであるイノベーション発生率が、高まります。

そのためには、建物の圧倒的な高層化による容積率の飛躍が、欠かせません。

森ビルは、それを実現したいがために、次々と都心に「超」高層ビルを建てています。
お隠れになった森社長は、日本を深く愛していた人でした。  (聡明な君は、伝えたいことの本質と森ビル提灯記事ではないことが、理解できている。)

彼は、経済が停滞した先に待っている国の混迷の恐ろしさを、身に染みて理解していました。

六本木ヒルズに代表される高層ビルへの安易な「拝金」批判は、「発想の貧困」と言わざるを得ません。

その「欠乏した思考」が、結果として、国を破壊します。