まずは「原因と結果は思い込みの産物に過ぎない 母子関係が救われるために(4)」を読んでね

僕のセッションでの話。

来談者である親御さんの小4の子どもは

・ギラギラとした眼は焦点が合わず
・頻繁に顔の向きを大きく変え
・手足をうるさいくらいにバタつかせ
・体を常に前後左右へ揺らす

凄まじい多動状態でした。

僕の前に通っていた時代遅れの過去原因帰属論を展開する、心理カウンセラーの元で得られた理解は

・お母さんの恐怖心が転移している
・それが、病的な多動を作り出している
・お母さんのその恐怖は、インナーチャイルド由来である
・そのインナーチャイルドは、幼少期に両親が共働きでかまってくれなかったことによる孤独体験により形成されている

であり、改善方略は

・そのインナーチャイルドを抱きしめ、一人ではないことを伝える
・両親と会話を交わすことで、幼少期の誤解を解いていく
・そうすれば、負の転移はなくなり子どもは安心し多動から解放される

というものでした。

続く。

 

 

【発達障害とどう向き合うか】(実務教育出版)