アスペルガーは、生活を営む上で様々な困苦を抱え込んでいます。
その最たるものとして、組織で仕事をすることがあげられます。
これは療育が進んだとしても、なかなか克服できるものではありません。
長期的に勤められるほどに改善は、得られないのです。(もちろん、例外もたくさんあるよ)
生産的に解決するには、自営を選ぶ以外に選択肢はありません。(社内で完全な自己完結の仕事があるならば、それでもいい)
ただ、2010年以前であればそれは不可能に近かった。
仕事をする上で必要不可欠なインフラが、あまりにも巨大巨費であったために自前にすることができなったからです。
・デザインしたアクセサリーを作る工場
・記載した文章を印刷する会社
・自分の意見を主張する放映局
・英語を教えるための教室
・CDを販売するレコード店
それなりの資本がなければ、どれも所有することはできません。
必然的にすでにそれを有している会社という集団に依存する以外に方法はなくなり、全くもって向いていない組織人を演じざるを得ませんでした。
現在は、そういった問題点が急速な勢いで解決されつつあります。
・3D プリンターを活用することで自宅が工場へと変わる
・アマゾンのKindleを用いれば、独り出版社兼本屋となる
・YouTubeを用いれば、誰もが自由度の高いネットテレビ局の社長兼主役、レコード店兼歌手となる
・スカイプのテレビ電話を用いれば、教室は不要となる
といった具合に。
以上を実現しているのは、資本主義に支えられた技術革新です。
資本主義下においては、より便利格安なものを作らなければ企業は生き残ることができません。
結果として、インフラが極小、極安化の方向へ向かっていき個人での仕事や才能発揮を容易とする社会が形成されつつあるのです。
この流れは、今度も指数関数的に飛躍していきます。
より高性能、安価なものが供給されていきます。
企業に頼らなくとも「ある程度」は、自営で回せるようになります。
アスペルガーは、症状として適している環境を選択できるようになります。
資本主義が前提の社会だからこそ、可能となる未来です。
資本主義の進化がアスペルガーを救う。
アスペルガーの天才型頭脳が炸裂! 誰も知らなかった《逆説の経済教室》
《資本主義&グローバル経済》こそが、世界を救う