質問ボックスに寄せられたご質問に、お答えします。
回答が大変遅くなり、申し訳ないです。
現在、多忙のため、新たな質問は受け付けておりませんので、ご了承願います。
【ご質問内容】
僕は資本主義否定派です。
それは発展した資本主義(いわゆる消費社会)が絶えざる消費を必要とするからで、そのために大量廃棄が行われている現状と、そして国家間の貧困格差が気になります。
そこで偽善者よろしくの「あぁ、こんなに食品を廃棄すると、そこに資源や生産ロスが起こってしまう。食べ物は有り余っているのに、未だに栄養失調で死んでいく人が年間何千万人もいる。資本主義は良くないなぁ」と思ってしまいます。
吉濱ツトムさんは資本主義の背後に存在する大量破棄の現状についてどのように思われますか?
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【回答】
大量破棄については、もちろん論外です。
ただ、大量破棄がなぜ起こっているのかというと、マッチングが正しく行われていないから。
あと、冷凍技術が進んでいないということもあげられます。
冷凍技術がしっかりしてマッチングが高度に行われれば、大量破棄はなくなります。
保持する方が破棄するよりも安くなるので。
今、インターネットが急速に発展しています。
これにより、より細かで絶妙なマッチングが行われるようになっていくでしょう。
たとえば「ジモティ―」っていう交換サイト、とても人気がありますよね。
あれもマッチングサイトです。
これと同じようなことが、世界全体の食糧計画の中で行われているので、いずれは大量破棄はなくなっていきます。
資本主義がいけないのではなくて、未成熟な資本主義がいけないんだということです。
資本主義を高度化すればするほど、冷凍技術も高度なマッチングも確立されていく。
そうすることによって、結果、大量破棄はなくなっていきます。