質問ボックスに寄せられたご質問に、お答えします。
回答が大変遅くなり、申し訳ないです。
現在、多忙のため、新たな質問は受け付けておりませんので、ご了承願います。
前回からの続きです。
まずは、「感覚過敏について(1)」をお読みください。
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1.体づくり
「またこれか」という感じですが、やっぱり、体づくりが重要です。
神経系の乱れによって、変に感覚が研ぎ澄まされてしまっている、または逆に鈍感になっているからです。
たとえば、てんかんを持っている人は、感覚過敏のことが多い。
その人たちにビタミンBを大量に投与すると、大幅に改善することが結構あります。
(もちろん、何の変化も起こさない人もいますが)
医学的には完治ということはあり得ませんが、サプリメントの投与だけで、それに近いような状態まで持っていけるケースもあるのです。
その際、てんかんの発作が治まるだけではなく、感覚過敏も大幅に減っていきます。
つまり、体のメンテナンスをしっかりすることで、感覚過敏は大幅に減っていくことが期待できるということです。
僕自身、まだ感覚過敏が残っていますが、一番ひどかった頃と比べれば、7~8割は減っているように感じています。
2.曝露療法
積極的に自分からその感覚に挑んでいくということです。
他人の家に行ったとき、その家の匂いが気になることがありますよね。
「こんなところでお茶を飲んだり食事をしたりなんてとてもできない」と思うことだってあるかもしれません。
しかし、最初は「早く帰りたい」と思っていても、30分、40分経つうちに、そこまで気にならなくなってくるものです。
これは、その環境に自分をさらすことによって、徐々に感覚が慣れていくから。
もちろん、アスペルガーの感覚過敏、ある意味センサーむき出しのような状態では、こういった暴露療法は通用しないこともあります。
でも、基本的には、体づくりをした上で曝露療法を行えば、感覚過敏は大幅に減っていきます。
1.体づくり、2.暴露療法 をすることによって、感覚過敏を完全になくすというのは難しいけれど、大幅な改善が期待できます。