質問ボックスに寄せられたご質問に、お答えします。
回答が大変遅くなり、申し訳ないです。
現在、多忙のため、新たな質問は受け付けておりませんので、ご了承願います。

【ご質問内容】

今実家でくらしている32歳女です。

5時間糖負荷検査を受けて、無反応性低血糖の診断が出ました。
今サプリメントで体質改善に励んでいるものの、まだ体調の波があります。

父親と同居しているのですが、発達障害や低血糖症への理解がなく、仕事と家事の両立に心が折れる事が何度もありました。
出来ないことがあれば怠けていると言われてきました。
体調が悪くても心配もされず、家事を強要されます。

一刻も早く体調を改善して、家を出たいのですが家庭のストレスで心が休まりません。
あまり負荷を強いられたくないことを伝えても、到底理解してもらえるとは思えません。
代わりにやってもらうように頼んでも、なんで俺にやらせるんだと逆上します。
父親にどう対処すればいいでしょうか。

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【回答】

家庭内でどういったやり取りをされているのか詳細が分からないので一概には言えませんが、基本的には、分かってくれない父親に対しては、家事を一切しないほうがいいです。

あなたが家事をやることによって、お父さんは「なんだかんだ言ってできるんじゃないか」という認識を持ってしまうし、やってくれる人に対して感謝を述べるのではなくて、むしろ図に乗ってしまうでしょう。

さっさと家事をやめて、父親が自分でやらないと困るような状況に追い込んでしまえばいい。

もちろん、それができなくて困っているんだとは思うのですが。。。

体調に関しては、自分で父親に訴えたとしても、まず分かってもらえません。

本人が伝えると、どうしても言葉足らずになってしまいます。

子ども話しを聞くときに、親というのは自分の知らないことは極端に矮小化するか極端に拡大解釈するかのどちらかです。

今回の場合は、典型的な矮小化。

本人のつらさを全く理解していません。

この場合は、第三者の権威に頼ったほうがいい。

病院に連れて行って低血糖について医師から説明をしてもらいましょう。

でも、「病院についてきてくれ」と言ってもまず来てくれないと思います。

そこで、徹底して家事をやらないことが活きてきます。

家事をやらず、お父さんが困っているところに、「しんどくてしょうがない」と伝えるのです。

お父さんは怒るでしょうが、困り果てているので、ここで初めて病院に行くことを承諾することと思います。

これはほんの一例にすぎませんが、こういうやり方もあるということです。

 

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