まずは、「アスペルガーを人財へ帰るために(9)」を読んでね。
才能の発揮に恵まれてはいない向上心の高いアスペルガーは、自己啓発的な能力開発を行なうことで、その機会を得ようとしてしまいます。
残念ながら的外れと言っていいでしょう。
アスペルガーの場合は、しっかりと能力が伸び負の症状が改善されたところで環境設定が適切ではない限り、活躍することは極めて難しいからです。
本人は、その原因に気がつくことはありません。
努力しても結果が得られないという事実だけが積み上がります。
ただでさえ強い劣等感や絶望感が、強化されてしまいます。
いずれ、人生を放棄するような過ごし方に落ち着いてしまいます。