アスペルガーの多くは、「症状」として「抽象的」な質問や指示に対して、思考が停止してしまいます。

「最近、調子どう?」と聞かれ、 アスペの頭の中では「どうっ?て、何についてなんだ」
「最近の経済についてどう思う?」 「どうっ?て、経済の何についてなんだ」
「ここ、適当に片付けておいて」「適当にって、どう適当なんだ」

頭の中が、真っ白になります。

そのため
1・会話は盛り上がらず
2・指示されたことが全く進まず、上司に怒られ
3・対人的な自信を失い
4・人付き合いを回避し
5・寂しい日常を送る

という、事態に陥ってしまいます。

残念ながら、抽象的な質問、指示への理解力を上げることは難しい。
だから、より具体的になるよう逆に質問で返すのです。

「調子どうって、何の調子のこと?」「経済って、経済のどの部分?」「適当とは、どの程度まで?」
と。
単純なようですが、こういった対策を取っていないアスペルガーはとても多いのです。
ちょっとしたコツと工夫で、アスペルガーの生活は随分と楽になります。