アスペルガー人の多くは、「症状」として「雑談」が苦手です。

一生懸命考えているのに、

1・雑談のネタが出てこない。
2・せっかく話題を振られても「ハイ、イイエ」の単純な受け応えしか出来ない。
3・話しは盛り上がらず、人間関係を紡いでいくことが出来ない。
4・そして、自己嫌悪に陥り、最低限の人付き合いしか行なくなる。

を繰り返します。

残念ながら、アスペルガーは「雑談の苦手さ」を克服することは難しい。
にも関わらず、「お喋り好きを夢見て」、その方向で、努力を行ってしまいます。
ゆえに、改善は望めず、更なる自信喪失に襲われます。

しかし、アスペルガーは「症状」として「聴き上手」であることが多い。

これを活かせばいいのです。
大半の人は、話すことに一生懸命で聴くことに意識はありません。
皆、聴く人を求めているのです。
聴いていれば、ずっと話してくれます。

これで、雑談は成立します。

アスペルガーは、この特性の進展と活用に集中すれば、コミュニケーションのおける貴重な存在となるのです。