隠れ(グレーゾーン)アスペルガー人の多くは、友達がいないこと、多少でも人間関係が上手くいかないことに、深い劣等感を持っています。

その裏返しや補完的な心理として、なんとしてでも円滑に対応しなければならない、という強迫観念に近い想いに駆られてしまいます。

気持ちはとても分かるのですが、そこに大きな落とし穴が生まれます。

その想いが強すぎるあまり、気質(?)として抱えている莫大な 

・緊張
・不安
・恐怖

にスイッチが入るのです。

結果として、少し極端な例えですが、初めての仲人でパニックになった人のような状態に陥り、言葉は出なくなる、相手の言葉を聞き取れなくなる、状況判断ができなくなる といった不適応(?)を起こします。

失敗体験が増えます。

それにより、次回に人間関係へ「挑む」時には、さらなる強迫観念に襲われる、という悪循環を迎えます。

多少失敗しても、嫌われてもいい、くらいの気持ちで臨んだ方が上手くいく確率は上がります。(それができないから困っているんだ、というのは承知)

超ざっくりの対策として

・オペラ式の呼吸法をおぼえる
・完璧に行おうとしてどういう結果を招いたのかを書き出しそれを眺める
・定型発達の大半は雑な対応の連続であることを認識する
・その視点で彼らの振る舞いを観察する

があげられます。(他にもやることは多々ある)

 

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マンガ版 片付けられないのはアスペルガー症候群のせいでした。
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発達障害と結婚
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コミックエッセイ 隠れアスペルガーさんの才能・仕事の見つけ方
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