アスペルガー人は、共感性に欠けると大概の解説書に記載されています。

診断のつくアスペルガー人はたしかにその通りなのですが、隠れ(グレーゾーンあるいは症状が軽度)の場合、かえって共感性が突出しすぎており、それゆえに日常生活に支障をきたしていることが多々あります。(真性のアスペルガー人も、実は極めて敏感に状況を感じていることは多いけれど)

その一つとして、他人の感情や状況を我が事と受けとめてしまうことがあげられます。

結果として関係のない

・他人が怒られていることを「自分のせい」と感じ
・他人の悩みを我が事のように胸を痛め
・他人の否定的感情をそのまま受け取って

しまいます。

彼らはただでさえ

・ストレス耐性は低い
・論拠なく情緒不安定

という生きているだけでストレスフルという状況なのに、先述の特性が加わることで、いよいよサバイバルが困難になります。

居場所がなくなり、引きこもるという選択肢だけが残ります。

超ざっくりの対策として

・過剰共感を起こしていることを自覚する
・それを起こしたときに、「これは自分とは関係ないのことである」と、自分に声かけする(認知療法の途中過程をすっ飛ばした簡易版、本当は途中過程が大事)

があげられます。(他にもすべきことは多々ある)

 

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