多動衝動ADHD傾向の母親は、家事を懸命に頑張っているにもかかわらず
・完遂するまで異常に時間がかかる
・いつまでも進まない
といった事態に陥りがちです。(母親に家事、育児を集中させることは間違っている。)
理由は多岐に渡るのですが、その一つとして「動線」が病的なまでに多すぎる、というのがあげられます。
・実行機能(計画を立てて物事に取り組む機能。端折った説明)
・ワーキングメモリ
・抑止機能
の弱さ
・衝動性
・興味の変化
の強さ
という特性を抱えているため、行動が極めて場当たり的になります。
結果として、動線は無限(?)に増えてしまいます。
行動の生産性を決める上で、それの数は決定的な因子となります。
飲食店の調理場においても、動線を一本減らすだけで一人雇わないで済むこともあるくらいです。(業態や調理場設計によって異なる)
不思議と彼女たちは、この事実に気がついていません。
ゆえに、「自分は当たり前のことができない人間なんだ」と深い劣等感に加速をつけます。(家事は当たり前の作業ではなく大変な仕事)
超ざっくりの対策として
・ビデオカメラで家事中の動きを録画する
・間取り図などで全体の流れを作ルール化する
などが有効となります。(他にもすべき対策は多々ある)
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