受動型アスペルガー人と多動衝動優位ADHD人は、症状の度合いやスペクトラムの入り方にもよりますが、性質としては水と油であるのに、私生活においては不思議と仲良くなりやすい傾向にあります。(この理解は吉濱の個人的主観による。大規模な医学的母集団形成には拠っていない。)
それが男女であれば、そのまま結婚へ至ることもあります。
残念ながら、苦難の道が始まります。
定型、発達かかわらず、結婚生活が始まり数ヶ月から数年もすれば、当初の熱は冷めお互いの嫌なところばかりが目につくようになります。
すると、アスペルガー人とADHD人の場合、症状としての違いが気に入らない、理解できない箇所となり、喧嘩の火種として動き出します。
【受動アスペルガー人】
・規則性を求める
・無口
・石橋を叩きすぎて疲れて渡らない
・一つを延々と深堀する
・神経質的に細々している
【多動衝動優位ADHD人】
・突発的な変更を好む
・多弁
・いきなり石橋を飛び越える
・多岐に渡り掻い摘む
・ざっくり
その他諸々。(どちらが良い悪いではない、共に一長一短。)
しかも、お互いに気質として有し、それぞれ正しい部位も多々あるので、話し合いは平行線を極めます。
結果として、夫婦の溝は地球の裏側まで達し、場合によっては離婚に至ります。
もちろん、このカップルは結婚してはいけない、という話しではありません。
結婚前から以上の理解を持ち合わせていないと、不毛な時間を過ごすハメになってしまうから気をつけた方がいい、という趣旨です。
超ざっくりな対策法として
・自身と相手の症状を熟知する
・気質やその違いから生まれやすい問題点をリストアップする
・症状の良し悪しを知り、使い分ける
・事前にどちらの症状に付き合うor優先させるかを、決めておく
などがあげられます。(他にも方法は多岐に渡る。)
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