多動衝動優勢ADHD人の多くは、豊かな発想力に恵まれています。

しかし、それはなかなか評価に至りません。

日本特有の空気としての同調圧力も要因としてあげられるのですが(海外はどうなのか知らない)、彼ら個人に原因を求めると、その伝え方にあります。

多動衝動優勢ADHD人の会話における問題点として

・話が飛びすぎる
・主語がない
・どうでもいい箇所を詳細に話してしまう
・質問と関係のない回答を延々と展開する
・多弁
・一方的

を持っているため、重要な言語が薄まる、あるいは相手にとって理解不能なものになってしまうのです。

これでは、いつまで経っても才能は日の目を見ることはありませんし、場合によっては人間関係そのものにも大きな影響が出てしまいます。

だから、伝える力をつける必要がある。

その一つとして、ホールパート法というコミュニケイション技術の習得があげられます。

話の全体を見せてから、重要な箇所を要点で話していく方法です。

「好きな街はどこですか」

「逗子です。
理由は3つあります。

1 山と海に恵まれている
2 気候がいい
3 東京に近い

点で。」

といった具合に。

これがクセ付けされると、類いまれな発想は理解され、才能を発揮できるようになります。

注意。

もちろん、この特性は全否定する必要はない。

連想力=発想力 連想力=話が飛ぶ という長所と短所の表裏一体が発揮されている面がありますし、アスペルガー人には難しい雑談をこなしやすい傾向を持っているので。

 

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