今回はADHD人よりもアスペルガー人に該当する話。

アスペルガーをはじめとした発達障害を少しでも勉強すると、どうやらワーキングメモリーの機能不全が様々な厄災(?)をもたらしていることが理解できます。

そこで、ワーキングメモリーを鍛える取り組みを開始します。

もちろん、素晴らしいことなのですが、事前に自身のそれの癖を知っておく必要があります。

ワーキングメモリーは、少し「極端な理解」になりますが、視覚に依存したもの聴覚にそうしたものの二つに分類でき、なおかつ後者には弱いけれど、前者には強い発達障害人(特にアスペルガー人)が、かなりの数いるからです。

そういった発達障害人が、視覚に特化したワーキングメモリーを鍛えても、「意味はない」とは言いませんが、口頭における言語における記憶と理解の弱さによる問題発生を解決できるようになることはないので、生産的ではありません。

しかも、視覚に依存した方法が大部分を占めているそれの開発を唱う教材やアプリが多数あります。(その教材は間違っていないし、視覚ワーキングが弱い人は積極的に活用した方がい。)

さらには、アスペルガー人の多くは、聴覚のワーキングを鍛えようとすると、苦手ゆえに莫大なストレスを感じるため、自然と視覚依存の開発ばかりを選択してしまいます。

これでは、日常生活の改善はあまり望めません。(もちろん、視覚ワーキングも弱いアスペルガー人もいる。また、視覚に強いアスペルガー人でも、活用次第では日常における同時並行処理は鍛えられる。一瞬だけ観た後に、別のことをしばらく作業してから答えるなど。)

当人としても、一生懸命に開発に励んだにもかかわらず、成果が得られなかったと落胆してしまいます。

ただでさえ強い絶望感に拍車がかかります。

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