アスペルガー人は

・好きや才能を見出すと
・驚異的な集中力と継続性を発揮し取り組み続ける
・結果として、それが仕事になることが多い
・だから、好きや才能を見つければいい

といった論を展開する人が、大勢います。

半分は間違っています。

僕たちアスペルガー人の多くは、器質的に

・慢性的な情緒不安定

を抱えているため、好きや才能を発見したとしても、気持ちがついていきません。

あるいは、心ここにあらずで手につかない状態が続いてしまう。

たしかに、それらを自覚することで一心不乱の取り組みを表現するアスペルガー人がいるのも事実ですが、その方が少数かもしれません。

言い換えれば、好きや才能が見つかっていたとしても、情緒不安定を解決しない限り自覚に至らない可能性が高いということです。

定型発達人でも、本来は大好きな仕事であるにもかかわらず、ホルモンバランスの変化でウツ状態となり、仕事が全く楽しめなくなってしまった例は数多くあります。

それと同じようなものです。

アスペルガー人が、好きや才能を見つけ(というより自覚に至る、という理解が的確)継続的に取り組むためには、真っ先に体作りが必要となることがあります。

隠れ発達障害という才能を活かす逆転の成功法則 
徳間書店

発達障害と結婚
イースト・プレス


発達障害の人のための上手に「人付き合い」ができるようになる本
実務教育出版

 

コミックエッセイ 隠れアスペルガーさんの才能・仕事の見つけ方
宝島社

 

発達障害の子どもがぐんぐん伸びるアイデアノート
メディカルパブリッシャー