アスペルガー人の多くは(発達障害者全般)、過去の否定的出来事を誰に頼まれていないにもかかわらず、延々と反芻します。

それが、昨日、一昨日に起こった大きな出来事ならば仕方ありません。

残念ながら、アスペルガー人はそうではない。

・数年前の誰もが忘れている
・大したことのない内容

も反芻します。

おまけに反芻する度に、当時の感情がそのまま沸き立つ。

要は脳内においては、そっくりそのまま再体験しているのです。

その特性が、結婚相手へ向けられた場合は大変です。

仮に妻がアスペルガー夫へ、二年前に多少不快な言葉を発したとする。

彼は、何の脈絡もなく頻繁に、その言葉を状況イメイジを伴って反芻します。

すると、彼の感情次元では事あるごとに妻から抽象されているような認識へ陥ってしまいます。

当然のこと、妻への怒りや不満は鬱積していきます。

愛情が冷めるを通り越して、「嫌悪対象」へと移行します。

結婚生活は、破綻に向けて加速します。

 

否定的イメイジは、実体のない悪者を作りあげ結婚生活を破綻させる。

発達障害と結婚
イースト・プレス

 

 

 

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