まずは「非常識な教育法がアスペルガー人を救う(19)失敗体験を減らす(6)」を読んでね。

過剰(?)な視覚優位性による集中力や継続力の低下を防ぐ理想的な対処法は、勉強専用部屋を作ることです。

机と勉強道具以外の物は置かない。
(リビングで勉強した方がいい、という理解が展開されたらしいけれどそれは間違い。物はない、誰かの目がある、という条件ならばいいけれど)

しかし、日本の住宅事情においては、そんな贅沢な使い方はできません。

そこで僕は

・現在の子ども部屋から勉強道具以外の物を片付ける
・使う時だけ持ち込む
・使用後は、直ちに所定の場所へしまう

を、提案しています。

こうすれば、新たに部屋を作る必要はありません。

視覚による情報入力は混線しないので、継続性や集中力はある程度保つことができます。

親御さんの無駄な叱責も減ります。

子どもの自尊心への悪影響も減ります。
(ただ、この部屋から「物を撤去する」という提案に「子どもが激しく反対するからできない」と考える親御さんがいると思う。その場合の効果的な対処法はあるので、いずれ。)

 

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