まずは「非常識な教育法がアスペルガー人を救う(14)失敗体験を減らす(4)」を読んでね。
アスペルガー傾向の強い子どもの典型的な失敗体験の一つとして、遊び方がわからないということがあげられます。
ゆえに
・遊びの和に入っても
・痛い目に会ってしまい
・場合によっては仲間外れとなり
・対人的な劣等感を深め
・才能などの長期的行動へ
・なんらかの悪影響を及ぼす
こともあります。
では、遊ばせない、あるいはテレビゲームなどの独り遊びに終始させればいいのか、というと当然のこと違います。
ある程度は、みんなと遊べるようになるに越したことはない。(アスペルガー人は解説書において、独りを好むと記載されていることが多いけれど、半分は間違っている。実は超寂しがりやが多い)
どうすればいいのか。
第一段階として、遊びを観察的な見学を行なうことが、有効となります。
アスペルガー傾向の強い子どもだと、知能が高くとも
・口頭で説明される
・和に入り続ける
という形だけで、理解することは難しい。(もちろん、例外もある。)
まずは
・視覚で全体像をつかませる
・さらに視覚学習を続けさせながら
・端的な表現で説明する
という手順を踏みます。(視覚と口頭の同時並行だとかえって混乱する児童もいるので、調整は必要となる。)
ビデオカメラが活用できるならば、なおいい。
そうすることで、いよいよ具体的な動作へ移行できます。
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