まずは「グレーゾーンアスペルガーの母親が療育を成功させるコツ(1)外部委託を徹底する」を読んでね。

(母親に療育の責任を集中させるのは間違いなのだけど、そうせざるを得ない社会的現状があるゆえ母親に焦点を当てる)

時間が不足してしまっている母親には、酷なことです。(スモールステップで行なえば1日5分ほどで大丈夫なものも多い)

結果として、実行できる能力(?)があるにもかかわらず、取り組むことはできない。

当然のこと、子どもの大変な状況は変わりません。

すると、母親の多くは不可思議な認識へと至ってしまいます。

・母親としての人格や能力

・子どもの学習力や将来性

の低さに由来しているのだ、と。

その理解の後には、

・深い自己嫌悪

・そこから派生した抑うつ

・発達障害への劣位的認識

・どこにもぶつけられない理不尽さ

・子どもへの怒り

・夫への不満

・育児放棄に近い手抜き

などの、自他を破壊しつくす魔物的事態だけが、日常を覆います。

時間が不足している、という「毛頭ほどの問題」が絡みつくような絶望を作ってしまう。

続く。