多動優位のADHDの多くは、多弁です。
救済的に一「億」歩ほど譲って好意的に捉えれば、アスペルガー人の苦手とする雑談を得意とする人種、と言えます。
ただ、そう言った仏の中の仏の心を持てない平常時において、その言語表現は
・省いていい、さして重要ではない部位を延々と詳細に説明し
・質問と関係のない内容ばかりを返答し
・その回答をもとに勝手に一人で盛り上がり
・一方的な雑談の世界へと没入し
・結果として、5分で終わる会話に50分以上も付き合わせ
・体力と時間を浪費させる魔物
にしか映りません。
すると、多くの人は、(専門家、友人問わず)多動優位のADHD人の相談に乗ろうとは思わなくなってしまいます。
大半の多動優位のADHD人にとって、人生を改善させるためには、何人かの伴走者が必要であるにもかかわらず。
必然的にいつも単独での判断や問題対応を迫られることになるので、適切な「解」を導き出すことができません。
日常が暗澹たる空気に呑まれるのは、必至です。
続く。
一時期、多弁症という勝手な造語で説明していたことがある。
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