多動のADHDって、常に何かをやらかして迷惑をかけるのに、言い訳ばかりで反省がないんだよね。

まずは、「発達障がいの子の負の特徴を悪化させる母親の共通点(21)」を読んでね

彼女たちの多くは、知的に問題はありません。

むしろ、学業的には優秀です。(ワーキングメモリーの機能不全もあるだろうけれど、それだけでは彼女たちの不可解な言動は説明できない。)

さすがにセッションで効果を作り出すことができなくなるので、3〜4回目で過ぎる変更問題を「淡々」と指摘します。

不思議と泣き出す場合が多い。

そこで

・矛盾だらけの言動に全く気がついていなかった

と口にできた母親は、その悪癖(?)を早々に改善していきます。

残念ながら中には、合理正当化させる理由付けを展開する母親もいます。

・緊張から学業へ変えたのは、勉強が出来れば自信がつくので緊張も消えると思って
・学業から実家へ切り替えたのは、実家が改善すれば私も安定して子どもへいい影響が与えられるはずなので
・実家から能力開発へ移ったのは、資格で収入が上がれば子どもへ良い教育を受けさせられると考えたので

単純に自身の興味が他へ移ってしまった落ち度(?)に気がつくことを、回避します。

しかも、こういうとっさの「言い訳」がごく自然に口をついてしまう人というのは、演技性障害の傾向があるがゆえに、回避のために用いた言い訳や嘘を自分へ真実と信じ込ませることが得意なので、ますます過ぎた変更問題に気がつけなくなります。

これからもその結果として「主張がコロコロと変わる」を、継続させてしまいます。

子どもは、混乱の一途を辿ります。

 

 

【発達障害とどう向き合うか】(実務教育出版)