まずは「発達障がいの子の負の特徴を悪化させる母親の共通点(17)」を読んでね。

「模範解答を得られないための社会的技能の未習得や問題の悪化」について。

アスペルガー人を中心とした子どもの発達障がい者の多くは、何気ない日常生活においてストレスや問題発生を頻繁に体験します。

直接的な要因として、原初的な親子関係、そこから派生する認知、脳の器質的な構造ではなく、単純な「表面的技法の不足」によるところが大きい。

・メモの取り方を知らなかった
・柔らかく本音を伝えるための脚本を作っていなかった
・片付けるためのモデルを活用していなかった
・緊張した時の緩和法を知らなかった
・忘れものをしないための目に入りやすい確認用紙を用意していなかった

といった具合に。

これらにウルトラCは、ありません。

誰でも思いつく内容ばかりです。

実施すれば、発達障がいの子どもたちの日常における不要な負担は大幅に減り、適応障害由来で発生したであろう

・単発の不登校
・それが横滑りして長期不登校
・横滑りが続きニート
・さらなる横滑りで中年ニート

といった悲劇は、確実に回避することができます。

ただ、場面々々に応じた適切な技法を作るためには

・深堀りを絶対的条件として
・第三者に協力してもらいながら
・一つの議題をブレインストーミミング的に話し合う

ことが必須となります。

続く。

 

 

【発達障害とどう向き合うか】(実務教育出版)