まずは「発達障がいの子の負の特徴を悪化させる母親の共通点(11)」を読んでね。

「しっかりと話を聴いてもらっている」は、

・うなずきなどの態度として、しっかりと傾聴している
・話の内容を理解している
・内容を覚えている

を要素としてはじめて成り立ちます。

それらのどれか一つでも欠けたならば、承認は得られていないという認識を持ち、聴く側へ心を開くことはなくります。

ワーキングメモリーが弱いと、内容の理解と記憶を獲得することは難儀なものとなるので、そういったことが起きてしまいます。

この問題を抱えている人の多くは、対人的な緊張や恐怖に晒されながらも様々な対策や能力開発を通して解決しようとします。(ワーキングメモリーを鍛える適切な方法はあるよ)

しかし、会社勤めをしていないという条件の母親の多くは、改善のための取り組みを放棄しています。(専業主婦を小馬鹿にしているわけではない)

コミュニケーションを取る主たる場が自宅なので、いい加減なそれであっても困らないからです。

それゆえに、子どもの話に対して

・話の内容を理解していない
・内容を覚えてない

ということを乱発します。

 

 

【発達障害とどう向き合うか】(実務教育出版)