まずは「発達障害との向き合い方(24)精神薬摂取について テレビ報道の変化として」を読んでね。

基本的に投薬を避けらるならば避けたい、というのが僕の本音です。

来談者にその旨を伝えるにあたり、絶対的な補佐となる代替案を出すことをルール化しています。

極々当たり前のことですが、薬を頭から否定する人の多くは、その思考が抜け落ちています。

あるいは、

・精神意識論
・人生論
・結果の出ていない民間療法や波動療法を

を、立派な代替案と勘違いして善意と正義に酔いしれ、それを理解にしない苦悶の真っ只中にいる当事者や関係者を批判します。

投薬を実施している当事者は、

・薬を飲むことへの自己嫌悪
・断薬することへの恐怖

という矛盾した否定的感情に焼かれているのですから、希望が持てる提案なしに断薬を薦めることは大きな罪作りとなります。

しかし、第三者ゆえにその苦しみは理解できません。

安易な助言を施し、当事者と周囲を傷つけ、混乱へと落とし入れます。
 

 

【発達障害とどう向き合うか】(実務教育出版)