アネモネさん、2016年12月の表紙に載ったよ。(自慢が目的だよ)
ユカワさん、ナカオさん、上手にまとめてくれた。
感謝。


anemone(アネモネ) 2016年 12 月号

初の広島セミナー、早々に満席。
ご参加いただく皆様、セミナー準備に取り組んでいるスタッフの方々
ありがとう。

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セミナーやセッションにおいて、当事者や関係者の多くから「発達障がいと愛着障がいのどちらに部類されるのか明確にできず、混乱している」という相談をもらいます。

決まって以下の通りに答えるようにしています。

・発達障害の優秀な専門家は、愛着障害を「広義の意味」での発達障害そのものであると理解している場合が多い(もちろん、「DSM」アメリカ精神医学会発行の精神障害の診断と統計マニュアルでは、そんな見解は取っていない)

・僕も(優秀であるか否かはさておき)同じ認識である。

・診断をつけることが目的ではなく、適切な改善方略を選択することが目的である

・基本的な大枠の改善策は、どちらも同じである(末端の技法や環境設定は、大きく異なる)

・ならば、徹底した分類など必要ないのではないか

・ただ、虐待由来の愛着障害は、非行へ横すべりすることがあるので、より慎重な対応が求められる

・発達障害であるならば遺伝性が凄まじく強いので、出産を考えている場合、棲みわけを明確にすることも時には重要となる(もちろん、発達の子が生まれてはいけないという話ではないよ。発達の場合は子育てや進学においての事前準備をしておいた方がいいので)

と。

続く。

 

【発達障害とどう向き合うか】(実務教育出版)