まずは、「発達障がいとの向き合い方(1)」を読んでね。

例えばアスペルガー人(どちらかというと、知的水準の高い型)。

・事務業務は、同時並行のない自己完結的なもの

・コミュニケーションは、複数人や雑談を介さない専門分野における問題への助言

・他者からの指示や学習への理解は、口頭ではない文字、図、写真、絵

・仕事は、マネジメントではなく職人や技術者

といった具合に。(もちろん、大雑把な分類なので当てはまらない場合もあるからね)

残念ながら発達障がい者やその関係者の大半は、環境設定を考えていません。

それどころか、鈍重に肥大した劣等感を消したいがために、凹が剥き出しとなってしまう環境ばかりを選択してしまいます。(克服しようとする心構えは賞賛すべきだけども)

 

先述の

・平易な作業をこなせない

・問題のない組織や人間関係であったとしても適応できない

が、頻発化します。

そして、自他共に「発達障がい者は劣位的存在」という理解が構築されてしまいます。

環境設定という極めて「瑣末な外部因子」の問題に過ぎないにもかかわらず。(もちろん環境以外にも、認知や代謝、SSTも必要だよ)

続く。

変えるべきは意識ではなく環境。

 

【発達障害とどう向き合うか】(実務教育出版)