新刊、明日発売だよ。

今回、セッション具体例と職業選択を複数記載できたのが嬉しい。
 
 

【発達障害とどう向き合うか】(実務教育出版)
 
 

広島で初セミナーだよ。

縁を感じてはいたので、嬉しい限り。

詳細は、ここに問い合わせてね。

ほぼ満席状態なのでお早めに。

主催 (チーム大吉)大下さん

daikichi.org@gmail.com

 

まずは、「発達障がい改善のためには来談者中心療法を選択してはならない18」を読んでね。

主観から論理を抽出している典型例といっていいでしょう。(心臓血管外科医の話は、少し極端な例えだから話の方向性として受け取ってね)

知性や論理力が平均よりはるかに高い彼らであったとしても、「独自の思考の癖という主観」から抜け出せていません。

彼らに、専門の視点から胃の不調に結びつく論拠を説明(話す)させれば、延々と展開させることができます。

そうすることで、彼らはますます自説の正しさを確信するようになり、新たな思考や理解の幅を獲得する機会や感性が奪われます。

以上に類似する事象が、来談者中心療法の現場においては頻発しています。

カウンセリングへ訪れる人の多くは、歪んだ認知によってつくられた偏りの強い考えを持っています。

一方的に話させれば、当然のこと、その考えに基づいた理解を垂れ流します。

たった1〜2つの原因にしがみつきます。

しかも、親の愛情、トラウマ、反抗期、性格的な繊細さ、インナーチャイルド、学校教育といったありきたりで論証に耐えうる内容なのか疑問を持たざるを得ない範囲で。

まして、論理や知識を特別に鍛え抜いたわけではないので、客観的な把握は極めて難しい。

偏った思考や理解は、話すほどに拡大されていき、その大きさは来談者に「確信」をもたらします。

いよいよ主観という虚像から抜け出すことは不可能となり、延々とそれを実体と勘違いしながら、その世界を回り続けることになります。

来談者中心療法を選択するカウンセラーは、そもそもが頭に脆弱性を抱えているばかりに、この問題点には気がついていません。